妊娠期、授乳期の人

■妊娠期、授乳期の人のビタミン
 ・ビタミンC
 ・ビタミンB6
 ・ビタミンD

妊娠期、授乳期の人は、胎児や乳児に母体を通じて栄養補給をしているので、一般の人よりは、すべての栄養素について多く摂取しなければなりません。
このうち特に不足しがちなのはビタミンCです。平素よりは胎児の発育や乳汁の成分としてビタミンCを多く必要とし、骨や血管など、からだの組織器官を形成するのに必要なコラーゲンの生成に必須であり、胎児や乳児はこれを多く摂取しなければなりません。
たとえば、胎児のビタミンCの濃度は、母体のビタミンCの濃度の3〜4倍にもなります。これは、母体から胎児や乳児へのビタミンCの補給が、それだけ多く要求されているのです。
また、ビタミンCは母体のホルモン分泌に深いかかわりを持っています。たとえば、卵巣にはビタミンCが多く含まれ、もし、その含量が減じてくると、妊娠の継続が困難になり、流産や早産の原因になるとされています。

胎内で新しい生命が誕生すると、母体に大きな負担が生じ、からだにいろいろな変調が起こってきます。妊娠初期の典型的な変調はつわりで、人により差はありますが、避けることのできない物です。
つわりの原因としては、トリプトファン代謝の異常があげられます。このときビタミンB6を十分に摂っていると、トリプトファン代謝の異常を防いだり、軽減することができます。したがって、つわりを軽くしたり、治すことができるのです。

妊娠すると、カルシウムをたくさんとるようにと言われますが、それとともに、ビタミンDを摂取する必要があります。子供を生んだ母親は、子供にカルシウムをとられ、骨がもろくなって骨軟化症になったり、歯が極端にもろくなってガタガタになりやすいと言われます。